テントウ虫の幼虫について(虫写真あり。虫ぎらいな人は閲覧注意)

GWは、庭木の剪定をした。
やり始めてすぐに、黒くうごめく虫がうじゃうじゃいることに気がついた。
黒い虫は、単に黒いわけじゃなかった。
全身がトゲ状の突起でおおわれ、両脇にはオレンジ色の模様が入っていた。
いかにも悪役然とした邪悪な風貌だった。


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ぎゃあーーっ
と、内心で叫び、すごい勢いで玄関に入って、虫を駆除できそうな何かを探した。
幸いにも、トップバリューの木酢液があったため、それを薄めてスプレーした。
シュッシュッシュッシュッとスプレーした。
シュッシュッ
シュッシュッシュッシュッ
シュッシュッシュッシュッシュッシュッ
シュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッ
シュッシュッしまくった。
よく見ると、トゲトゲ段階にいたっていない、もっと小さい黒い虫もたくさんいた。
おそらくオレンジが入っているのは、かなり成長しているのだ。



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ともかく、死んだかどうか、わからないながら、けっこう弱ったようだったし、剪定にも疲れたので、家に戻った。

―――

長時間、5月の日射しの下で過ごしたのでぐったりした。
そこへ虫のダメージも加わっている。
わたしはしばらく横になった。
が、しばらくして、あることを思い出した。
「そういえば、うちに『虫といっしょに庭づくり』があった。どこやったんだろう。あの虫が何か調べよう」

(この本についての初出は チュウリップ植えた。もしくはナメクジについて

しばらく自室をかきまわし、ようやく天袋で見つけ出したため、
該当項目を探し出した。


そして判明した、衝撃の事実

なんと、あの虫は、テントウムシの幼虫で、アブラムシを食べてくれる益虫だったのである。





この時の、落ち込みを、どう説明したらいいだろう。

正義の味方を殺してしまったのだ。シェークスピアの悲劇かっつうの。

がーーん
がーーん



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しばらく膝を抱えて、立ち直れない気分にひたった。

さいわい、GWでごろごろしていた娘がいたので、この件を語って聞かせた。
今起きたばかりの、悲劇の殺戮劇を。シュッシュッの惨劇を。
さらに、本の該当箇所を娘に渡して、読ませた。
悲劇を誰かと共有し、少しでも気が楽になりたかったからだ。


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「あーーあ」

というのが、娘のレスポンスであった。

「でもほんとに死んだ? 大丈夫じゃない?」という楽観的なコメントも付けてくれた。

それでわたしも思い直し、そういえば、木酢液には害虫駆除の効能は書いてなかった。
「土をふかふかにする」とか、植物を活性化するとか、そういうことしか。

だったら、大丈夫かも…??

――――

ってことで翌日の今日、また思い出して庭に出て、木を調べた。

おおー たくさんいるじゃん、元気に動いているし。

しばらく見てると、葉や枝の陰から、どんどん姿を現してくる。

とても忙しそうだ。

益虫と知ったら、昨日と同じ虫なのにやけにかわいく見える。

あれ、成虫に成りたてほやほやのテントウムシもいる。


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他の木を見ると、おおおーー ナニに励んでいるではないかっ メイクラブ♥


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わたしはこの一件を通じて、つくづく思った。

虫の本を持っているんだから、無駄な動きをする前に、先にそっちを調べること!!

そして、知らぬが仏ではなく、知らぬが鬼であること。

さらに、5月の庭では何が起きるか分からない、という事も学んだ。

ありがとう、テントウムシの成虫と幼虫!!

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